校長講話 抄録 : 2013 / 7 / 9 (火)

 おはようございます。

 同じ状況で同じ時間を過ごしても「つまらないな」という人もいれば、「ああ楽しいな。面白いなあ。」と言う人もいます。同じことが起こっても、それを楽観的に考える人もいれば、悲観的に考える人もいます。楽観主義と悲観主義の違いを表す小話をしてみます。聞いたことがある人もいるかもしれませんが・・・

 昔、アメリカの有名な靴の会社が、アフリカのある国に靴を売り込むために、セールスマンを二人派遣しました。この2人を仮にAさんとBさんとしましょう。その国でしばらく調査をした後、二人は本社の営業課宛に報告の手紙を書きました。Aさんは「残念ですが、この国では靴が売れる見込みはほとんどありません。なぜなら、この国の人は靴を履く習慣がないのです。靴が売れる見込みはありません。」という手紙を書きました。

 これに対してBさんは「喜んでください。この国はわが社にとっておおいに有望な市場になるでしょう。なぜならこの国の人はほとんど靴を履いていないのです。靴が売れるのは間違いありません。」という手紙を書いたのです。このように同じ目的を持っていて、そのとらえ方でその後の行動は変わってきます。

 もう一つの話。ゴールデンウィークの連休が半分を過ぎました。「ああ休みがもう半分過ぎてしまった。あと半分しか残っていないのか・・・」とある人は嘆き、暗い重たい気持ちになりました。ところがもう一人の人は「休みはまだ半分も残っているぞ。いろんなことができるぞ」と喜び、明るくはずんだ気持ちになりました。前の人は悲観主義者。あとの人は楽観主義者ですね。このように同じものを見ても、同じ状況に置かれても、人によって受け止め方が違います。

 物事にはすべて肯定的な面と否定的な面とがあります。否定的な面ばかりということもないだろうし、すべてよいことばかりということもありません。そして同じ物事や現象でも、それをどのように見るか、どのようにとらえるか決めるのは私たち一人一人です。両方の見方が可能であれば、物事を肯定的に、プラスに見るほうを選べたらいいなと思います。私たちは人生の中で、いろいろな出来事に出会うわけですが、その中に肯定的な面を見るという習慣をつけておくと、困難な状況に遭遇してもその中からさえも、プラスのものを引き出すことができるのです。

 祈ることを通して、どのような状況にあっても、神の愛と導きを信じて肯定的なものの見方ができるよう、お互いになりたいものです。

 

ウィルトンチャーチルのことば
第二次世界大戦前後、イギリスの首相を勤めた有名な人物

悲観主義者はすべての好機の中に困難を見つけるが、
楽観主義者はすべての困難の中に好機を見いだす。

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