校長講話 抄録(区切り式) : 2013 / 7 / 19 (金)

本日、区切り式が行われました。その中の校長講話を紹介します。
(本校は2期制のため、夏休み前の式をこのように呼んでいます。)


お掃除ご苦労様でした。

夏休みに入ります。休みというのは勉強が休みというのではありません。暑くなるので自宅で自主学習してください。という期間です。自分で時間割を組まなければなりません。これぞ本来の学習です。
そして普段できないことにも挑戦してください。そして夏の講習・クラブ・体験・ボランティアに申し込みをした人はきちんとやりとげてください。きっと色々な発見があるでしょう。

一つ詩を紹介します。

≪ ふみきり ≫

ふみきりで
ブザーが鳴っている
「止まれ」「止まれ」
私たちの生きる道にも
見えないふみきりがある
そして
その時おりるシャダンキは
やさしいあなたの母の手
若い人よ
そのふみきりの前では
はやる心をしずめ
ほんの2分か3分でも
あたたかな
あなたの母の手を感じてください。

これは詩人 高田敏子さんの「ふみきり」という詩です。大人への階段を上る時、自分の欲望のままに突っ走ると、大きなつまずきに出会うことがあります。この詩はつまずかないように、あなたが自分で「心の遮断機」をおろすことができますかと問いかけています。
「心の遮断機」をおろすとは、自分を制御すること、ブレーキをかけること、じっと我慢することです。
友達や先生や家族から、はやるあなたの心に、ブザーを鳴らしたり、赤信号で合図してくれることがあるでしょう。この詩の心を思い出してください。自分を大切にしましょう。

もう一つ。建築家の安藤忠雄さんの言葉です。私は安藤忠雄さんの考え方に共感する部分が多いので色んな文章を読んだりします。その中で、ある講演会で話されたものの中に心に留まるものがあったので紹介して終わります。

10代のとき、本との出会いがなかったことは悔やまれてならないが、豊かさとは何かを考えるとき、経済的な豊かさだけでは満たされないものがある。心の豊かさとは何かを求めるとき、本は心の世界を広げてくれるし、未知なる世界へ誘ってくれる。
徹底して本を読むことで豊かさの質は変わってくる。子供の頃から本に親しむチャンスが多ければ、豊かな想像力や言語の世界が育まれていく。

国語から課題として1冊と言われていますが、1冊とは言わず、この機会にたくさんの本を読んでほしいと思います。

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