校長講話 抄録 : 2014 / 5 / 20 (火)

  おはようございます。

  総体も終わり、どこの高校でも3年生は受験に向けて、Switch onになります。頑張りましょう。1・2年生も前期の中間考査がせまってきました。計画的に時間を使いましょう。

  先週、私は管内の中学校を訪問してきたのですが、道中、山の緑がきれいでした。学校のまわりの緑もきれいですが。木々は今、若葉をいっぱい伸ばして、一年中で一番輝いている時でしょう。人間にたとえたら、ちょうど皆さんの年頃でしょうか。私はこの季節が好きです。この時期になると私の外での除草作業が始まります。まずはみんなが目にする中庭から作業をしながら、一人の卒業生を思い出していました。

  京都市内、高級料亭の若女将になっている暁星の卒業生です。彼女が生徒だった頃、たびたび「自分の人生が決められていることが苦しい。もっと自由に自分の人生を選びたい。」と。しかし、彼女は大学を卒業したあと、若女将の修行に入りました。禅寺だったと思いますが、作務衣を着て、まず掃除から始まったそうです。各部屋の掃除、廊下の拭き掃除、庭の草引きと掃き掃除。来る日も来る日も掃除ばかり。書道、生け花、茶道、衣装選び、一人で着物を着る、お客さんの家にお中元、おせち料理をもって回る仕事。その彼女も今は50才の立派な若女将です。人々をもてなすためには、まず心地よい雰囲気作り。その一番が行き届いた掃除だと言っていたことを思い出していました。

  話がかわりますが、以前大阪の方から学校関係の方が本校を見学に来られた時、最初の質問が、「掃除のための用務員さんを何人雇っておられますか?」でした。「一人も雇っていません。全校生徒と先生で毎日掃除をしています。」と答えたことを思い出します。また、行事の時に来校された方々からは、「別世界に来たようです」「きれいに使われていますね」「きれいに掃除されていますね」「汚れがないですね」「木造はいいですね」「緑にかこまれていて落ち着きます」と言っていただきます。

  暁星教育の三本柱「祈り・美化・学習」の一つ「美化」。毎日わずか15分の掃除です。自分たちの生活の場を美しく保つために心をこめて掃除しましょう。

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