区切り式 校長講話 抄録 : 2014 / 12 / 22 (月)

今日は、冬休みに入る区切りの日、そして2014が終わる節目の時です。振りかえってください。

年度の始めにどんなことを決意し、どんな目標を立てて取り組みを始めたのでしょうか?計画通りに進んでいるのでしょうか?私たちはその日その日の感情には波があります。遊びたいという欲求にかられます。感情や欲求が計画のじゃまをするのです。最初に決意したことを一直線に進む、具体的に立てた計画を計画通り進めたいものです。「あなたはどこに向かって行こうとしているのですか?」これまでを振りかえり立て直しましょう。みんなは事あるごとに振りかえりや感想を書いています。わたしは、みんなが書いたものをできるかぎり読ませていただいています。もう少し読みやすい字を書いてほしいなという人もいますが、みんなが色々なことに気付いていて、うれしく思っています。しかし、「言葉を行動に」です。気付いたことを実際に行動に移さなければなりません。そして、その動きを継続するのです。そうすれば、やがて自分の身につくのです。中途半端では身につきません。

 さて、24日から休みに入りますが、冬休みは特に日数が少なく、クリスマスや正月などイベントが多いので落ち着きませんが、2つのことを意識してほしいなと思います。1つ目は、これだけはやりとげるという冬の行動を決めてほしいということです。意識してその行動を継続すると習慣化されていくのです。2つ目のポイントは、「4つの時間」を守ることです。冬休みは、生活パターンが崩れやすく、夜更かしをしても朝遅く起きれば大丈夫といった気のゆるみが生まれます。すると日中も頭がボーッとして何もできず、テレビをながめ、次にゲームをするといった悪循環に陥りやすくなります。どのような状態であっても自分で自分の生活リズムを守るのです。「起きる時間」「ご飯を食べる時間」「勉強を始める時間」「寝る時間」の4つの時間を意識して守ることをお勧めします。もし寝る時間が遅くなっても、翌朝は多少無理してでも起きる時間を守る。日中睡魔におそわれたら、パッと昼寝をするのです。4つの時間を守ることを続ければ、大きく生活リズムを崩すことはありません。

 日本青年研究所が、今年の5月に出した本。日・中・韓・米の国際比較から見た日本の高校生の中で、読書好きの高校生は、中国・米国で多く、日本・韓国で少ない。読む本の内容にも、例えば中国では学習参考書類がよく読まれ、日本の高校生が読むのは、小説・マンガ・ファッション誌といったように、国ごとに大きな違いが見られます。特に日本の場合、歴史に関する書籍が少ない以上に、自然科学的な書籍がほとんど選ばれていなかったのも気になりました。

 一冊の本の中には、一つの世界があり、いろいろな人生があります。人間一人が体験する人生は、一つしかなく、いろいろな面で限られていますが、読書はあらゆる体験を教えてくれます。だから一冊の本を読むことによって、人生をより豊かにしていくことができるのです。みんなのような感受性の強いときに、いろいろな人生の生き方を学び、自分なりの生き方を身につけていくのです。

 「読書の目的は、自分の理想とする人間像を心の中に確立することである」と言った人がいます。

冬休みを利用して、読書することをお勧めします。

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