入学式が挙行されました。 : 2016 / 4 / 8 (金)

2016年度 入学式が挙行されました。

 前日の雨に負けずに残った満開の桜たちに迎えられ,緊張した面持ちの新入生が続々と登校しました。受付では3年生のお手伝い生たちが温かくお出迎えし,優しく声を掛けながら教室へと案内しました。教室では,担任の先生たちが今日の流れを説明し,緊張を和らげていました。いよいよ入学式の始まりです。

 2016年度京都暁星高等学校 入学式次第

  1. 開式の辞
  2. 聖書の朗読
  3. 入学許可
  4. 入学宣誓
  5. 校長式辞
  6. 来賓祝辞
  7. 在校生代表歓迎の辞
  8. 聖歌斉唱
  9. 校歌斉唱
  10. 閉式の辞

聖 書(マタイによる福音書 第7章7~12節)
 求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。だれでも、求める者は受け、探す者は見つけ、門をたたく者には開かれる。あなたがたのだれが、パンを欲しがる自分の子供に、石を与えるだろうか。魚を欲しがるのに、蛇を与えるだろうか。このように、あなたがたは悪い者でありながらも、自分の子供には良い物を与えることを知っている。まして、あなたがたの天の父は、求める者に良い物をくださるにちがいない。だから、人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。これこそ律法と預言者である。

入学宣誓

 

 温かな日差しが僕たちを祝福しているかのように感じる今日の良き日、僕たち新入生65名は京都暁星高等学校への入学の時を迎えることができたことを大変嬉しく思います。本日は、僕たちのためにこのような素晴らしい式を挙行していただき、心から感謝申し上げます。
 僕が京都暁星高校で学びたいと思ったのは、落ち着いて学習に取り組める環境が整っていると知ったからです。体験入学に参加させていただいた時、初めてこの校舎に立ちました。校舎を温かく囲む緑が安らぎを与え、ぬくもりのある木造校舎や、いつでも先生方や生徒の息遣いを感じることのできる開放的なガラス張りの廊下、そして手入れされた緑が美しい敷地。京都暁星高校なら自分自身の学習に励むことだけでなく、自分では気づくことのできない新しい価値観と出会い、補うべき部分を見つけて改善し、そして自分を成長させ、さらに磨くことができると思えました。
 また、京都暁星高校は様々なボランティア活動や行事があり、自分自身のためだけでなく、他の人のために力になる活動が豊富であることにも魅力に感じました。一日も早い復興を願って行う東北支援ボランティアやウォーカソン。国内だけでなく海外にも視野を広げるニュージーランド研修やフィリピンワークキャンプ。互いに支え合い助け合って分かち合うことで創る世界に希望を感じます。その歩みに参加することが自分自身を成長させ、自身に繋がる道だと思います。積極的に行事に参加し、自分自身を高め、成長させていきたいと思います。
 これからいよいよ新しい学校生活が始まります。楽しいことばかりではなく、悩み苦しむこともあると思います。初めてのことが多く、先生方や先輩の皆さんに迷惑をかけてしまうことがあるかもしれませんが、ご指導よろしくお願いします。
 僕たちは高校生活3年間で自分たちを支えてくださっている全ての皆様に対する感謝の気持ちを忘れず、日々自分自身を成長させるために努力し、どんなことにも粘り強く取り組み、新しい自分を見つけることができるような高校生活を送っていきます。京都暁星高校で学べる時間に心から感謝し、今日ここで巡り合えた仲間と共に3年間全力で取り組むことをここに誓います。

2016年4月8日 新入生代表

学校長式辞

 

 「今年の冬は、一度も雪かきをすることがありませんでした。こんな冬は、80数年の私の人生の中で初めてですわ。」と行きつけの本屋の主人が言われ、自然界も私たちの生活の変化によって、大きく様変わりしていることを実感します。それでも、三月を迎えると、校舎のまわりの木々には新芽が息吹き、太陽の光を浴びて光り、かすかな小鳥のさえずりに静かな春の訪れに喜びを感じました。そして4月の声を聞くと、一斉に桜の花が開花し、小鳥がさえずり、飛び交うさまに感動さえ覚えます。
 さて今日ここに2016年度の入学式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。皆さんは、中学までの義務教育の課程を終え、様々な選びの中から本校を選び、入学されました。思春期の多感な時期、様々な葛藤もあり、「何故勉強しなければならないのか?」今この時代に「何を学ぶのか?」と思っている人もいるでしょう。そして、皆さんを受け取った私たちは、今のこの時代に「何を伝え、教えるのか?」と問われています。この学校は、キリストの精神に基いて、一人一人を良しとして創造されたかけがえのない存在として、君たちに与えられた賜物・才能を引き出していくことを教育理念の中心に置いています。「一人一人と向き合う教育」です。そして今を生きる若者にどんな力をつけ、またどんなセンスを育むのか?を私たち教師陣は、たえず話し合い、かかわりの大切さを実感しています。
 さて人間とはなんでしょうか?身体と心をいただいています。神様からいただいている身体と心をしっかり鍛え、育てることがベースです。この学校の日々の生活は、祈り・美化・学習をモットーにしています。毎日の生活は、祈りから始まります。与えられた生命を感謝し、精一杯今日を生きることができるように。また自然に囲まれた校舎内外の掃除も毎日あります。身体を動かして、掃く、拭く、磨く、身体を鍛え、心を磨くのです。身体を動かし、きれいになったなと感じる心を養うのです。生徒も先生も一緒に動くのです。また一人一人に与えられた能力を見つけ、育むのが学習です。一緒に学習に向かいましょう。この基本にコミュニケーションがあります。声をかける。返事をする。相談して、約束する。なんでもないことですが、現代この分野が大きく変わったといえます。情報機器の影響で、人間の声を聞かなくても、画面に映し出された知識と映像で用事が済むのです。しかしそのことで失ったのは、感情です。うれしい、悲しい、淋しい、腹が立つなど、その分野が欠落することは、人への思いやりをなくすことです。人が幸せと感じるのは、人と人との交わりを通してだと思うのです。
 先ほど読まれた聖書の一節、

 求めなさい  そうすれば与えられる
探しなさい  そうすれば見つかる
叩きなさい  そうすれば開かれる

 大切なことは求めること、知りたい、わかりたい、そのために一歩踏み出すことです。山に登っている時、何も見えません。ただ苦しいだけですが、山の上に立てば、見晴らしがよくて、美しい景色が見えるのです。探している時は、見つからないと焦るでしょう。しかし、焦らず、ゆっくり探し続けると、思い出して、あっ見つかったと喜びに満たされるでしょう。そうです。きっと見つかると信頼して探し続けることです。
 この学校の創立者ルイ・ルラーブ神父様は、108年も経って、暁星がこのように続くと思われていただろうか?こんなに続くとは思われてなかったかもしれません。様々な困難の中で、人々に本当に愛されていることを伝え、幸せになってほしいと願われただけだったでしょう。そして、歩き、手を差しのべ、本当に実を結ぶのかと孤独になられたこともあったでしょう。さまざまな困難の中でそれでも歩み続けられたのではないかと…。
 そして、その愛のバトンが丹後に派遣された聖職者や教員、卒業生の手に次々と引き継がれ、現在があるのです。今度は君たちの番です。一緒に頑張っていきましょう。
 最後になりましたが、この喜びの日に御臨席賜りましたご来賓の皆様に高いところからではありますが、御礼申し上げます。年度初めの何かとお忙しい中、本校の入学式の時をご一緒いただき、感謝申し上げます。本当にありがとうございます。
 保護者の皆様に一言ご挨拶申し上げます。お子様のご入学おめでとうございます。式辞の中ですでにお話しさせていただきましたが、本校は各教科の授業を通して、知識を伝えていくことはもちろんですが、生徒たちの心を育てることを大事にしています。生きていく上で、人間として大切なこと、物事を判断し選びとる力と勇気をすべての教育活動を通して伝え続けたいと考えています。そのために、保護者の皆様の御理解とご協力がなければ育てることはできません。親・子供・教師が共に育つことを目指したいと願っています。何卒よろしくお願い致します。
 これをもちまして、2016年度入学式の式辞といたします。

2016年4月8日 京都暁星高等学校長 玉手 健裕

在校生代表 歓迎の辞

 例年より早い満開の桜と花吹雪に迎えられ、校門をくぐられた新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。新しく仲間となった皆さんに、在校生を代表して、歓迎の言葉を述べさせていただきます。
 いよいよ高校生になり、新しい日々が始まろうとしている今、皆さんはどんな気持ちでおられるでしょうか。きっとこれから始まる学校生活に、期待と不安で胸がいっぱいのことと思います。私も2年前、緊張しながらこの暁星の門をくぐったことを思い出します。
 今日から皆さんの、暁星高校の生徒としての新しい生活が始まります。初めは毎日のお祈りや、毎週行われる講堂朝礼、定例会、割烹着を着けての掃除など、慣れるまで戸惑うことばかりだと思います。私自身、驚きの連続で、今までとの違いが大きく、大変に思うこともありました。しかし、私達がそうであったように、先輩や先生方からアドバイスをもらったりして、少しずつ慣れていけば良いと思います。だから、分からないことはどんどん聞いてください。いつでも私達を頼ってほしいと思います。
 ここでの毎日には、自分が大きく成長でき、自分を変えることのできる機会がたくさんあります。一見意味がないように思うようなことも、一つ一つ必ずどこかに繋がっていて、自分の力になっていきます。だから皆さんにはここでの生活を全うしてもらいたいです。
 また、ニュージーランドへの海外研修や、フィリピンワークキャンプなど、異文化に触れる機会や、ボランティアに参加する機会があります。勉強面では、頑張ろうという気持ちがあれば、先生方が分かるまで教えて下さいます。何においても、ここでの大切なことは、意欲的であること、積極性を持つことです。是非、行事や検定などにも積極的にチャレンジしてみてください。そこでの経験は、必ず自分の力になります。
 また、様々な出会いを通してたくさんの喜びや楽しさを感じたり、一方で苦しみや辛さを感じることに直面することもあるでしょう。しかし、そこで目を背けるのではなく、その一つ一つに向き合い、苦しんだり悩んだりすることでこそ、大きく成長していくと思います。そして、一人で抱え込まないこと。これも大切なことだと思います。周りにいる友達も同じことで悩んでいるかもしれません。ここにいる先輩たちも、かつて同じことで悩んでいたかもしれません。友達や先輩と思いの共有をすることも、成長するための一歩だと思います。大変なときは、支え合える仲間がいることを忘れないでください。
 今、スタートラインに立つ皆さんには、ここでの3年間を悔いのない実りあるものにしていってもらいたいです。義務教育を終え、いよいよ自分の足で歩んでいく時が来ました。これから3年後の進路、そして自分の将来を見据え、何事にも前向きに勉強に励んでください。暁星の長い歴史と伝統、文化に触れ、共に歩んでいきましょう。

2016年4月8日 在校生代表

入学式後のHR

 翌日からオリエンテーション合宿が始まります。一つ一つが新しいことで,驚きの連続かもしれませんが,それが成長に繋がることを信じて毎日を過ごしてほしいと願います。

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